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2012/03/08

国指定史跡「段の塚穴」古墳 四国最大級の石室

美馬市美馬町ににある国史跡の古墳「段の塚穴」
約1,400年前に造られたとされます。
この青石の石積み、素晴らしい技術です。写真は太古塚です。
段の塚穴1

横穴式石室が石積みで美しく造られています。
段の塚穴2

段の塚穴3

現代でもこんな大きな石をきれいに積むのは難しいと思います。
石も青石を吉野川かさらにその南から運んできたのでしょうね。この付近では産出しないと思います。
段の塚穴4

見晴らしのいい場所に造られています。
段の塚穴5

南側を見ると、吉野川沿いの平野です。
相当な勢力を誇る豪族がいたのでしょうね。
段の塚穴6

水仙が咲いていました。
段の塚穴7

南側から見ると、右側が太古塚、左側が棚塚です。
段丘の上にあって、吉野川の洪水があっても心配のないところにあります。
この古墳に関わる勢力が、仏教の伝来を受け、郡里廃寺の建設にも繋がるのでしょうね。時代的には連続しています。
段の塚穴8
3月10日には、東みよし町の丹田古墳に関する講演会が開催されます。2月28日のブログで紹介。→ 丹田古墳の世界 東みよし町は古代遺跡がいっぱい
丹田古墳は石積だけでできた古墳のようです。この段の塚穴とどのような関連があるのでしょうか。また、この古墳を造る石積み技術が全国へ伝わったのでしょうか。興味はつきません。
古代の古墳が今もたくさん残るにし阿波暮らし。古代から暮らしやすいところだったのでしょうね。講演会「丹田古墳の世界」は3月10日にあります。

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