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2013/08/23

つるぎ町一宇の河内堂

つるぎ町一宇 河内にある河内堂。国道沿いにあります。
重々しい感じの屋根や建物の色合いが特徴的です。
河内堂1

観音菩薩が祀られています。(阿波のお堂から)
お堂について少し紹介します。(阿波のお堂 編著:沖田定信 発行者:阿波のお堂の習俗研究会 から抜粋)
徳島県内には、西日本第二位の高峰であり、修験道の信仰の山である剣山を頂点とする山間部に、だいたい一小字ごとに独特の形を持った建物があり、建物の形式、居住者の有無等から、お堂または庵と呼び、正面には、仏像が安置され、地域住民の信仰の中心となっている。
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今回のお堂の調査を機会に、お堂の起源を考えてみると、仏教が庶民の中に、根をおろしてくるのは、平安時代の後期の、末法思想からであろう。庶民の苦しみを救ってもらうために、仏・菩薩への信仰となり、本尊を安置するための素屋が作られ、礼拝のために建物が建てられ、庶民の信仰のよりどころとしただけでなく、集落共同体の意識の中枢機能を果たしてきたものと考えられ、この建物がお堂と考えられる。
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お堂の建立場所によってその発生要因があるようで、
この河内堂のように集落の中央に建てられているものは、仏教的教理に基づいて、祈願祈祷、守護のために建てられたようです。
河内堂2

相当樹齢がありそうな銀杏の木があります。
河内堂3

すぐ下を貞光川が流れるいいロケーション。
河内堂4

8月上旬に訪れましたが、まだアジサイが咲きます。
河内堂5

お堂の屋根と石造物と銀杏の木、なんかホットする景色。
河内堂6
剣山周辺は今もお堂がたくさん残ります。


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