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2015/09/13

世界農業遺産を目指す 徳島剣山周辺

今日(9月13日)は、「世界農業遺産をめざす 徳島・剣山の傾斜地農耕システム」というシンポジウムが美馬市穴吹町で開催されたので参加した。主催は徳島県剣山世界農業遺産推進協議会。
場所は、穴吹農村環境改善センター。
新しく市庁舎が出来たので、これまで仮の執務室として使われていたのが元のセンターとして使われるようになっている。
農業遺産1

大学の先生がいろいろと話をされていたが、今回、紹介するのは、静岡大学学術院農学領域 稲垣教授による「静岡の茶草場農法」について。
世界農業遺産に既に認定されている。
農業遺産2

ここの特徴は、茅を、茶畑に入れる伝統農法と、それによって、茶畑の生物多様性が図られていること。
こちらでは、コエグロと呼ぶ茅を円錐状に束ねたものは、こちらでは「かっぽし(ちゃんと聞き取れたか?)」というらしい。
茅を肥料にするのは、昔は各地で行われていたが、その伝統農法が残る。
にし阿波と同じだ。
ちなみに、今日の朝のNHKの放送で、愛媛県久万高原町ではコエグロと呼ぶと言っていた。
農業遺産3

伝統農法により、良質な茶葉を生産し、さらに生物多様性が共存するということ。
農業遺産4

認証は、茶畑でなく、農家を認証するということ。農家とは人を認証するということである。
何が重要かというと、伝統農法を続ける人。
それで、ポスターも人。
とてもわかりやすい話であった。
だれもが、すんなりと納得できるということは、とても大事だと思う。
この農業遺産の茶畑を、観光に活かし、茶草場ツーリズムという商品づくりも行われている。
農業遺産5
農業は、担い手の人が大事。あたりまえのことであるが、忘れがちになっていないだろうか。と感じた話である。
にし阿波傾斜地農法の人、がそろったポスターが見たい。

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