fc2ブログ
2012/09/09

倭(やまと)の名の付く 倭大国魂神社

美馬市美馬町重清にある倭大国魂神社(やまとおおくにたまじんじゃ)。
延喜式神名帳に名前が記載されている神社。崇神紀に登場するヤマトを治める最重要神、倭大国魂。
倭の名を持つ式内社は、三好市池田町の医家神社、美馬市美馬町重清の倭大国魂神社、美馬市脇町拝原の倭大国敷神社がその比定社とされてるようです。ヤマト以外では、にし阿波の外、淡路にしかないようです、大和大国魂神社。
(参照:倭国創生と阿波忌部 林博章 著)
倭大国魂神社1 

八幡神社西側の階段を上っていきます。
倭大国魂神社2

大きな石柱が建っています。
倭大国魂神社3

拝殿の中の様子。
倭大国魂神社4

苔むした大きな木があります。
倭大国魂神社5

神社の東側には大国魂古墳。
古代からの歴史ある地です。
倭大国魂神社6

周辺の案内図。
倭大国魂神社7

それぞれの説明があります。
倭大国魂神社8
美馬市美馬町には、この倭大国魂神社の外、伊射奈美神社があったりと、神話の世界が身近にあります。そして、段ノ塚穴古墳に郡里廃寺。
阿波の国は、大化の改新以前は、粟の国と長の国であったといわれていますが、それ以外に、にし阿波あたり三つめの国があったのではないでしょうかね。阿波三国説の解明を期待します。
歴史ロマン溢れる神社のあるにし阿波暮らし。秋の神社巡りも楽しいですね。

人気ブログランキングへ←ランキング参加中クリックしてください
←ランキング参加中クリックしてください
関連記事

コメント

非公開コメント

説としては、粟国、長国の他ににし阿波圏にもう一国あったという古代阿波三国説とか、七~八つの小国に分かれていたという説とかありますよね。

でも古代のことなんで残された記録がきわめて乏しく、今のままでは立証ができないんですよね。

粟・長二国説にしても後の平安時代に編纂されたといわれる「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」巻十「国造本紀」に「粟国造(あわのくにのみやつこ)」と「長国造」という記載があるから少なくとも二国はあったとわかっているに過ぎません。

そのかわり歴史を自由に想像できる余地は大きいですけれどね。

実証を重んじる学問の世界では実証をともなわない説は「アマチュアの空想」としてなかなか受け入れてもらえないというのが実情のようですね。

Re: タイトルなし

阿波狸さんへ

証明されるような遺跡でもないと難しいのでしょうね。
空想できる素地、ロマンがいっぱいあるのも、また楽しいことです。

Youtubeで阿波千年物語発信しています

奈良時代以前の日本史にはまっています。昨年8月からYOUTUBEでは発信宜しく御願い申しあげます。宜しく御願い申しあげます。